私達がニワトリを飼う理由
8/20に2羽のヒヨコが卵から孵りました。
この日は、ながわマルシェの日。
だいじ屋の出店ブースに孵りそうな卵を連れていき、来てくださった方々と、その瞬間を見守る事が出来ました。
お越し下さった皆様、本当にありがとうございました!
他での仕事があり、主人不在のだいじ屋出店になりましたが、
あの〜、私達ヒヨコ屋ではなくて、、、と、だいじ屋のチラシを配らせて頂きました。
アウトドアーツアーがメインのだいじ屋。
なぜ私達がニワトリを飼い、出店ブースにまでヒヨコを連れ行ったのか、お話ししたいと思います。
卵からヒヨコが出てくる瞬間は、まさに命の強さを感じ、感動!それをシェアしたい気持ちはもちろん。
卵から出てこられず、死んでしまう子もいる。今、自分達も淘汰されて生きている尊さを知る。
食用の有精卵を買って孵卵器に入れれば、ヒヨコになる。私達は命を食べて生きている事を改めて実感。
何より、ヒヨコは可愛い!!けど、大きくなったらニワトリを食べている。
など。湧き出るシェアしたい感情はたくさんあります。
そして、まだまだここから、ニワトリになれば、そう、美味しい卵を生んでくれる!
ニワトリを飼うのにエサを買う方もいますが、我が家は買ったこともなく、、、
奈川の製粉所で出る、そば粉やエゴマの食用にはならないもの。
日々台所から出る残飯。お米を作ってる方々が下さるくず米。食卓に上るには至らなかった畑の野菜達。豊富過ぎる草達。バーベキューで出た、カキ殻やホタテ殻を集めて割ってカルシウムにする。
(以上のような物の処分に困ったら喜んで頂きます)
日常の余剰品を見事にエネルギーに変えて、卵という形で返してくれます。
スーパーも遠い奈川では、卵が自給出来ると、いっきに買い物に行く機会を減らしてくれます。
卵を産まなくなったら、お肉で頂きます。これまた、美味しい。
そう、ニワトリと暮らすことは、奈川にある自然の恵みをより一層力にしてくれる。
「私達が何に生かされているかを、更に実感させ、見せてくれる」
これが、私達のニワトリを飼う最大の理由と考えています。
小屋にある鶏ふんもまた畑で大活躍してくれます。そのまま残ってるかぼちゃの種は、勝手にどんな野菜よりも最初に元気に発芽してくれます!
アウトドアーツアーという言葉からは、想像しにくいですが、そんな暮らしも交えて、伝えて行けることが、奈川でやる意味があるのだと、考えています。
また、この循環する暮らしに一気にパワーアップ!させてくれるのも、最高です!
ツラツラと、偉そうなことを書きましたが、どうやって、この想いを伝えて行けるのか、何を伝えたいのか、どう表現すべきか、まだまだ模索中なだいじ屋です。
そして、ここからは、卵を孵すにあたって巡り合ったおもしろ、偶然のおまけストーリーです。
現在は、産まなくなったニワトリを肉にしてしまい、空っぽなニワトリ小屋なのですが、再開するのをいつにするべきか、なかなか決められずにいました。
でも、マルシェに合せて卵を孵すと決め、2羽の孵化を見届け、種鶏所(ヒヨコ屋さん)に更に9羽のメスを注文しました。
孵卵器で孵すとたいていオスなので、、、
私達が利用している種鶏所は、20羽未満のヒヨコの注文は、他のお客さんの20羽以上の注文を受けて、その際の余剰が出た場合に連絡が来て受け取りに行くので、早いと数日、遅いと2-3ヶ月待つことになるのですが、今回は数日で連絡がきました!ラッキー!
そして、その連絡を電話で受けた直後、また私の電話がなりました。けんじが、仕事でたまたま奈川支所にいたのですが、支所に、
「奈川でニワトリを飼っている方がいるだろう。ニワトリを飼うのを辞めるから、エサが余るので譲りたいから紹介して欲しい。」
と、連絡が来たというのです(笑)
その連絡下さった方は、5年前に私達がここで最初のニワトリを飼うのに、有精卵が欲しくて、通りすがった道から見えた鶏小屋のあるお宅に伺って、有精卵を分けて頂けないかと図々しく訪ねたお家の方でした。
そんな昔の事を覚えておられ、連絡を下さったのでした。
しかも、なぜかこのタイミングで!!!
翌日、ヒヨコを受け取りに行く道中でその方のお家に寄らせて頂き、ビックリするほど大量なくず米を頂きましたm(_ _)m
ぁあ、飼うべきタイミングだったのだなぁと、日々迷いだらけですが、ビックリな偶然の重なりに、背中を押された気持で嬉しくなりました。
今後、ニワトリも絡めたプログラムも考えて行けたらと思ってます!
まだまだ、始めたばかりのだいじ屋ですが、こうした風の吹き回し、皆さんの支えに日々感謝です。
ニワトリも含め、だいじ屋の暮らしとアウトドアーツアー、今後ともよろしくお願い致しますm(_ _)m!
だいじ屋 のえ